ダッジウェザーなどとよく耳にするように、オランダの印象はいつもどんよりと曇っていつも雨が降っているイメージなのですが、
今回のレースウイークは奇跡的に晴天が続きおまけにとても暖かいのです。
前回同じ時期に来た時は寒さに震えた記憶が強いのですが、今回は非常に心地よい日和に恵まれました。
が、しかし、忘れていましたもう一つのオランダ名物?ドンキホーテの風車!そうなんです、
今回のレースウイークはとーっても強い風に悩まされ続けたのでした。

1コーナー目がけて侵入してく私の目に入ってきたのはコース一面土ぼこりの帯です。
あ~っせっかくのホールショットなのに~っ思い切って入れなーい。大人のレースなのでここは仕方なく控えめに進入します。
そこはイメージしたそのままのモタードレースのダートセクション進入のようでした。
ぬるぬるとなりながら無事脱出!たくさん抜かれるだろうな‥と思いましたがなんと1位キープしたまま2コーナーへ!
実はみんなのほうがもっと大人だったと言うことでしょうか?

今回のドゥカティクラブレースは改修後の新しいアッセンTTコースの杮落としも兼ねているようで、
新しいコースの部分はまさしく舗装を貼ったばかり、エスケープゾーンにはまだ重機があったりするような状態で、
整備中の段階のようでした。
強風でこの土がコースに流れ込んできている訳なのですね。
コースのいたるところがこんな感じだったので、
小心者のおやじライダーにとってはややハンディキャップになっていたと思います。(言い訳?)

トップをキープしたまま1週目のホームストレートを通過!みんな喜んでくれてるだろうなぁ‥などと考えながら2週目へ!左の小さなヘアピンを立ち上がって全開!旧コースではダイナミックな超高速セクションだったのですが、今回のコースは途中に中速のシケインが設けられています。それでもそこに至るまでは結構長いストレートなのですが、予想外に、なんとここであっさり黒いマシンに抜かれてしまいました。

この黒いマシン、今回ポールポジションだったあのマシンです。オリジナルのアルミツインスパンフレームにフルカウルの大人気ないマシンです。スタート前のウエイティングエリアで横目に見ながら「すっげー速そう」と横部氏が不満げに言っていたあのマシンです!

今回アッセンのレースに参加するにあたりマシン選びから始まりました。

インディーズ入荷時のノーマル状態のポールスマート カスタム後のポールスマート

一昨年参加したときに、ササキテクニックの中山さんが参加していた『デスモ・デュエクラス』のレースを見てから、
このクラスの持っている魅力にとても関心が出てきました。
国内でも開催されているドゥカティカップ2Vクラスもそうなのですが、
この空冷2バルブLツインのエンジンが持っている個性と、おやじには程好いパワー、そして何よりそれを所有している方たちの個性が、
サンデーレースの原点を感じさせるような雰囲気を醸し出しています。
比較的混戦なのもそのあたりに理由があるのではと考えたりしています。

そんな時に横部氏から「私はスポーツクラッシックのSPORT(スポルト)1000で出ますよ」と宣言され、
「だったら私はポールスマートだ!」っと決定されました。(単純?)
その時ドゥカティから発売されたニューモデルなのですが、クラシカルなデザインが美しいこのバイクだと言い訳ができそうな気がしたので、
おやじライダーにとっては好都合だったのです。

しかし、だからといって、ライバル横部氏には負けたくないかなぁ~なんて子供っぽい

写真右が“ライバル横部氏”

ライバル心がむくむく発生してきました。それできっと私が負けると合うたびに自慢され、ビールとかおごらされそうでいやだったので、
密かに『対・横部対策プロジェクト』を立ち上げました。
彼は最近実力でモテ耐の予選を通過したり、かなり調子に乗っていますし。若干年齢的なハンディキャップもありますので、
私のマシンはボアアップしてGPRマフラー装着!。
ついでに直線で勝負したいのでレーシングキャリパーを使います。
  
スポークホイールはキャリパーが着かないのでホイールもBSTのカーボンホイールに交換します。
国見コマースの炭竃さん、カロッツェリア・ジャパンの小畠さん、BSTの大橋さんアドバイスありがとうございました。
おかげさまで2週間という短い時間で準備することができました。

信じられない!って思いました!黒いマシンはキャブ車ベースのはずなので、まさかストレートでかわされるなんて!
直線番長仕様の私のPS1000があっさりかわされてしまいました。大人気なく速いオランダ人は無視して、意味のない
「日本人対決しか楽しみが無くなっちゃったよー」などと考えながら、最終シケインの進入にさしかかりましたが、
ブレーキングで、なんと1位に返り咲き!
「なんか国際レースやってるなぁ♪」
「私のブレーキキャリパーはお金がかかっているんだぞ!」などと妄想しながらメインストレート全開!
そしてまたストレートで追い越され、そしてまた
1コーナーで高級ブレーキの底力を見せ付ける。

あれやこれやで数周はこんな『国際バトル?』を繰り広げながら、
「仕事に行って来ます」と嘘をついて日本からやってきた40男?は、至福の時間に陶酔しきっていたのでした。

・・・・・
to be continues.



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